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『さらば八月のうた』 [観劇]

『さらば八月のうた』
劇団M.O.P.最終公演『さらば八月のうた』@紀伊國屋ホール
2010年8月11日19時開演 N列9番

作・演出:マキノノゾミ

出演:
神崎カオル/宮下そら子……キムラ緑子
矢代良一/工藤(高校生)/若い男/プロデューサー……三上市朗
柴田陸朗/ワイワイぼういず1/小林(傷病兵)……小市慢太郎
シヅ江/ヨシエ(同級生)……林英世
政本(高校生)/高木/酔嬌師匠(落語家)……酒井高陽
田中(高校生)/ラジオの男/ダイ吉(漫才師)/村井少佐……木下政治
大山(高校生)/幾太郎……奥田達士
ユキ子/コウメ(漫才師)……勝平ともこ
桜島モモエ/女子高生B/婦長……白木三保
佐々木/ワイワイぼういず3……岡村宏懇
番組スタッフ/荒井(高校生)/ボーイ/ワイワイぼういず2/山崎(傷病兵)……友久航
ナース/ウェイトレス/キヨ子……塩湯真弓
小嶋……永滝元太郎
竹本チナミ(リポーター)/看護婦1……美輝明希
女子高生A/カナ子……塩釜明子
良一の主治医/鬼塚(高校生)/松岡……神農直隆

マキノノゾミ……?
浅野雅博(日替わりゲスト)……?

声のGUEST……三上真里奈


約3時間弱。
観終わって、一言。

「M.O.P.素敵過ぎる」


言葉が出なくて、なかなか感想が書けず。
それでも、何か形に残しておこうと思って。


『阿片と拳銃』のとき同様、時系列がバラバラのシーンが繋がっていく。
最初は関係性が不明のまま、時代の異なる短いシーンが連続していく。
そして、最後にすべての種明かしがされる。

時系列にそって物語が展開されていくとわかりやすい。
でも、あえてこういう手法を取ることで、物語の面白みが増すんだよねぇ。
役者はその役が背負うものをもちろん知って演じている。
観ている我々はそんなものは知らず、でも何かを感じながら観ている。
それが繋がる瞬間、心が震える。


ドリさんと小市さんのやりとり。
台詞なのかアドリブなのかわからない自然な会話。
二人だから出せる空気なんだよなぁ。

というかですね。
小市さんの声がラジオから流れてきたら・・・
鼻血出るわ(爆)


『わかれのうた』

そら子とカオル。
それを繋いでいく良一、幾太郎、寒川丸に乗り合わせた人々。
その歌を巡り、不思議な縁で引き寄せられていく人。

「ラジオの神様っていると思わない?」

それを聞きながら、きっと舞台(芝居)の神様もいるよなぁ、って思ってた。

日替わりゲスト。
どこで出てくるのか、途中ですっかり忘れてた。
最後の最後で出てきて、その種明かしで鳥肌。
うわぁ、こういう使い方なのかっ!

マキノさんがちょこちょこ出てるのも最終公演って感じでよかったなぁ。
若干、浮いてるけど(笑)


恒例のアンコールセッション。
ドリさんが何回か後ろを向いていたのが印象的。

客席からの拍手にこたえて、何度も出てくる出演者。
ここまでくると、ドリさんは完全に泣いてたねぇ。

きっとこの人たちはこの世界で続けていく。
でも、このメンバーが集まることはもうないんだよね。
寂しいなぁ。

この作品を観られたことに感謝。
とても素敵な時間を過ごせた。
(紀伊國屋ホールの椅子の悪さが気にならないくらい(笑))

言葉にならないほど、素敵な芝居というのがあるのだよ。
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