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『ミス・ダンデライオン』『南十字星駅で』ブログライター取材 [CARAMELBOX]

演劇集団キャラメルボックス25th①ハーフタイムシアター・ダブルフィーチャー
『ミス・ダンデライオン』『南十字星駅で』@池袋サンシャイン劇場
2010年3月13日18時開演(『ミス・ダンデライオン』) 1階19列28番
2010年3月13日19時半開演(『南十字星駅で』) 1階21列10番

キャラメルボックス公式サイトはこちら。

ブログライター企画に参加してきました。
加藤昌史
↓製作総指揮加藤昌史氏の「加藤の今日」ブログライター取材についてのエントリ。
http://caramelbox-kato.blog.so-net.ne.jp/2010-03-14

★ブログライター企画とは?
「クチコミでキャラメルボックスを広げよう」という企画です。
mixiとかGREEとかYahoo! DaysとかのSNSで日記を書いている方やプロのライターの方など、自分の持っているメディアに公演を観た感想をアップしてくださるというお約束のもと、公演に無料でご招待した上に、終演後には演出家や出演者にインタビューまでできちゃうという企画です。

※『キャラメルボックスを褒めてください!』という企画ではありません。


ちなみに、今公演、すでに中野で観劇済み。
その時の感想はこちらから。

『ミス・ダンデライオン』中野千秋楽
『南十字星駅で』中野千秋楽


まずは二本を観劇。
その後、劇場隣のシアターテラスにて取材。

司会進行にキャラメルボックス製作総指揮・加藤昌史。
『ミス・ダンデライオン』から鈴谷樹里役の岡田さつき、青木比呂志役の岡田達也。
『南十字星駅で』から野方耕市役の西川浩幸、頼人と22歳の野方役の畑中智行。
役者写真1
脚本・演出の成井豊。

ちなみに、取材中は加藤さんがUstreamで生中継。
http://www.ustream.tv/user/katohmasafumi

動画は保存されてますので、今からで見ることができます。
途中一度、中継が途絶えちゃいましたが、質問内容などはだいたいそっちで聴けます。
映像付きなので、質疑応答に応える役者も映ってますよ。
今後もブログライター取材の生中継は続ける予定だそうです。
参加できない方は、そちらで取材の様子を疑似体験してみるのも楽しいかも?!

今回の芝居自体の感想は別記事にてアップします。
この記事は取材自体について書きたいと思います。

以下、質疑応答で私が印象に残ったところです。

『ミス・ダンデライオン』で鈴谷樹里役の岡田さつきさん。
さつきさんは、今回の役は医者であることより、“恋する女性”であることを一番大切にしたそうです。
作りこむというより、自分の持っている引き出しにあるものを取りだして試行錯誤とか。
また再演ということで、さらに色んなことを試してみたり、付け加えてみたりしたとのこと。
実際、さつきさんの演技で一番印象に残るのは、“恋する女性”の部分。
樹里の葛藤、恋心、ちょっとした心の揺れがリアルに表現されている。
一つ一つに樹里の表情や仕草、声に感情が表れていて胸に迫る。
本当にさつきさんの演じる女性はとてもリアル。
また、さつきさんは演じるにあたって、自分の役に“ひと癖”つけるそうです。
今回は「口元に手を持っていく」という癖を樹里に与えたそう。
そこは11歳の樹里を演じる稲野杏那ちゃんにもどこかで入れたら、とアドバイスしたそうです。
ひー兄ちゃんが倒れたときに、同じポーズでひー兄ちゃんを見つめる樹里。
ここに注目です。
W岡田
同じく『ミス・ダンデライオン』で青木比呂志役の岡田達也さん。
達也さんは原作のひー兄ちゃんを忠実になぞることを大切に演じてるそうです。
そこに“岡田達也らしさ”を追加、演出からは“草食系男子”との指示。
あとは“老けた”と思われたくない、どれだけ“若づくり”できてるかはわからないが。
初演を“なぞらないように”しよう、という点については気をつけたそうです。
また“W岡田”とのネーミングをもらっているからには、それに負けないように。
最低限初演を超える、というところは最低ラインとして気にした。
“W岡田”で恋愛ものをやるのはこれが最後だろう、とも言ってました。

両作品で野方耕市を演じる西川浩幸さん。
西川さんとのやりとりで印象に残ったことは「周りに生かされる」という言葉。
周りの人物とのやりとりで、その時その時の野方耕市が存在している、という印象。
またクロノスシリーズ全編で野方耕市を演じてきた西川さん。
舞台と原作が刺激しあいながらクロノスシリーズが進化していったこともあり、とても自然に野方耕市を演じてる、自然に演じることができているような印象を持った。
『南十字星駅で』では、22歳の耕市とのシンクロについて。
舞台上に二人の耕市がいるときには、22歳の耕市が表せない心情を表すことを意識してるそう。

『南十字星駅で』で頼人と22歳の耕市を演じる畑中智行くん。
『クロノス』での頼人と今回の頼人のキャラクターについて。
もともと頼人が原作に出てきていないが、機敷埜風天は原作に出てきている。
この二人のキャラクターが全く違う。
舞台上の機敷埜については、『クロノス』の頼人を基本に演じているそう。
また、野方が過去に飛ぶときの科幻博物館でのやりとり。
「親友だから」というあのやりとりにはいつもぐっとくるそう。
役者写真2

脚本・演出の成井豊さん。
クロノスシリーズはあと1本と外伝1本があるが、舞台化の予定はないそう。
今現在、そのつもりはない、と断言してました。
成井豊
また、梶尾真治と成井豊という二人の作家の作家性の違い。
そこが原作を脚本化するときに、キャラメルボックスらしさ、成井豊らしさを加えているそう。
小説については真ん中二人を書き込めば足りるが、舞台ではそうはいかない。
すべての登場人物を書き込まなければいけないし、演じる側もそうでなければ演じられないんじゃないか。
そういう意味で、作りこむこと、書き込むことが必要と。
まぁ、確かに舞台上で“捨て役”はいないのがベストですかね。


原作を読んだことのある人、クロノスシリーズを観たことのある人はもちろん、どちらも全く知らない人にも今作品はお薦めです。
またハーフタイムシアターということで、上演時間が各一時間。
上演順は『ミス・ダンデライオン』『南十字星駅で』の順番です。
2作品通しで観るのが一番お薦めですが、どちらか一本でも楽しめます。
(ちなみに、私はやはり『ミス・ダンデライオン』が好きですね。)

仕事帰りにふらっとサンシャイン劇場へ行かれてはどうでしょうか。

ブログライター取材集合写真
【撮影:加藤昌史】

タグ:観劇
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