『南十字星駅で』二回目 [CARAMELBOX]
演劇集団キャラメルボックス25th①ハーフタイムシアター・ダブルフィーチャー
『南十字星駅で』@池袋サンシャイン劇場
2010年3月13日19時半開演 1階21列10番
一回目の感想はこちら。
http://popopurin.blog.so-net.ne.jp/2010-03-06-1
今回はブログライター取材で行ってきました。
ブログライター取材の記事はこちらから。
http://popopurin.blog.so-net.ne.jp/2010-03-14
中野で感じた“体感時間の差”はなかった。
やはり初見だったことも影響してたのかな?
(友人と話していて、新作は集中力がアップしてるのでそう感じるんじゃないか、と)
最近のキャラメルボックスの作品で気になる点。
「説明台詞が多い」
しかも、メインの人物ではなく、他の人物がその説明をする。
今回はめぐる役の渡邊安理がその役回り。
『ミス・ダンデライオン』では鈴谷樹里本人が説明台詞を言う。
この2つの作品が脚本化されたのは4年の時間差。
続けて上演されているため、その間の成井豊脚本の変化がはっきりとわかる。
どちらの手法が好みか、と聞かれれば私は『ミス・ダンデライオン』。
どうも最近の手法はテレビドラマを観ているかの様で好きじゃない。
語り手のナレーションが入る、といったところか。
確かに最近の成井さんの脚本はテレビの影響大きいなぁ、と感じる。
そちらの仕事が増えているせいもあるのかな。
恋する女性、という視点で観ると。
『ミスダン』の鈴谷樹里と『南十字星』の片倉珠貴。
どうも片倉珠貴には感情移入ができない。
ちなみに珠貴の主張は『君の心臓の聞こえる場所』の真知子と同じ。
自分に相談もなく決めたことが許せない、だから別れる。
そこまで短絡的じゃないよ、女性って。
(演じてる岡内さんがそういう女性だとしたら、仕方ないけれど)
ロンドンに発つ珠貴。
直後に自ら命を絶つ、死んでしまうようには見えない。
本当に大切な人を亡くした時って例え作り笑いでも笑えないもんだ。
しかも最愛の人を亡くしてまだほんの数日。
絶対に笑えるわけがない。
原作の『野方耕市の軌跡』
この話と脚本はかなり異なっている。
原作をベースにして、“キャラメルボックスの「野方耕市の軌跡」”を描いている。
なので『クロノス』に繋がるシーンが加えられていたりする。
野方の置かれた家庭環境もずいぶんと印象が異なる。
どちらが好みかは受け取り手によって、だろうな。
(私は・・・どっちも、それぞれ違う魅力がある、と思った。)
こちらは2作品のうちあとに上演されている。
なので仕事帰りに観るには最適。
男性、50代くらいのサラリーマンに観てほしいかなぁ。
(ってその世代のサラリーマンは年度末は忙しいと思われる(苦笑))
この作品は、やっぱり一度、単独で観よう。
『南十字星駅で』@池袋サンシャイン劇場
2010年3月13日19時半開演 1階21列10番
一回目の感想はこちら。
http://popopurin.blog.so-net.ne.jp/2010-03-06-1
今回はブログライター取材で行ってきました。
ブログライター取材の記事はこちらから。
http://popopurin.blog.so-net.ne.jp/2010-03-14
中野で感じた“体感時間の差”はなかった。
やはり初見だったことも影響してたのかな?
(友人と話していて、新作は集中力がアップしてるのでそう感じるんじゃないか、と)
最近のキャラメルボックスの作品で気になる点。
「説明台詞が多い」
しかも、メインの人物ではなく、他の人物がその説明をする。
今回はめぐる役の渡邊安理がその役回り。
『ミス・ダンデライオン』では鈴谷樹里本人が説明台詞を言う。
この2つの作品が脚本化されたのは4年の時間差。
続けて上演されているため、その間の成井豊脚本の変化がはっきりとわかる。
どちらの手法が好みか、と聞かれれば私は『ミス・ダンデライオン』。
どうも最近の手法はテレビドラマを観ているかの様で好きじゃない。
語り手のナレーションが入る、といったところか。
確かに最近の成井さんの脚本はテレビの影響大きいなぁ、と感じる。
そちらの仕事が増えているせいもあるのかな。
恋する女性、という視点で観ると。
『ミスダン』の鈴谷樹里と『南十字星』の片倉珠貴。
どうも片倉珠貴には感情移入ができない。
ちなみに珠貴の主張は『君の心臓の聞こえる場所』の真知子と同じ。
自分に相談もなく決めたことが許せない、だから別れる。
そこまで短絡的じゃないよ、女性って。
(演じてる岡内さんがそういう女性だとしたら、仕方ないけれど)
ロンドンに発つ珠貴。
直後に自ら命を絶つ、死んでしまうようには見えない。
本当に大切な人を亡くした時って例え作り笑いでも笑えないもんだ。
しかも最愛の人を亡くしてまだほんの数日。
絶対に笑えるわけがない。
原作の『野方耕市の軌跡』
クロノス・ジョウンターの伝説∞インフィニティ (ソノラマノベルス)
- 作者: 梶尾 真治
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2008/02/07
- メディア: 新書
この話と脚本はかなり異なっている。
原作をベースにして、“キャラメルボックスの「野方耕市の軌跡」”を描いている。
なので『クロノス』に繋がるシーンが加えられていたりする。
野方の置かれた家庭環境もずいぶんと印象が異なる。
どちらが好みかは受け取り手によって、だろうな。
(私は・・・どっちも、それぞれ違う魅力がある、と思った。)
こちらは2作品のうちあとに上演されている。
なので仕事帰りに観るには最適。
男性、50代くらいのサラリーマンに観てほしいかなぁ。
(ってその世代のサラリーマンは年度末は忙しいと思われる(苦笑))
この作品は、やっぱり一度、単独で観よう。
タグ:観劇
男性目線でも、片倉珠貴には全く感情移入できなかったよ(苦笑)
by Kiki (2010-03-15 10:41)
Kikiさん
そうなんだ(笑)
まぁ、あぁいう女性もいるかもしれないね。
片倉珠貴は“我が強い”のかなぁ、って思う。
自分がコントロールできないことが許せない。
決定権はなくても、頼りにされた、相談されたってことが大事。
ちょっと自分勝手、自己中に思えちゃうけど(苦笑)
by ぷりん (2010-03-16 03:04)