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『Live,Love,Drive.死神の精度』 [キャラメル役者客演]

『Live,Love,Drive.死神の精度』@紀伊國屋サザンシアター
2009年11月29日14時開演 7列12番

原作:伊坂幸太郎(「死神の精度」文春文庫)

死神の精度 (文春文庫)

死神の精度 (文春文庫)

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/02/08
  • メディア: 文庫


脚本:竹重洋平
演出:松村武

出演:羽場裕一/岡田達也/畑中智行/中村哲人/實川貴美子/岡野真那美/福本伸一/芳本美代子


千秋楽。
平日の公演は空席多かったみたい。
この日は、席は埋まってるけど、上演中に寝てる人多すぎ!!

私の隣に座ってた40代の男性は大きな寝息たててたし。
斜め前の女性二人(20代と60代?)は完全に首落ちてるし。
他にもいたよ。
7列目の私でそれだけ視界に入るってことは、いったいどれだけ寝てたんだ・・・

まぁ、おかげで視界が開けてステージ観やすかったわ。

7列目のセンターで観劇。
ステージ全体を観るにはベストポジション。

「死神の精度」
舞台化決定する前に、友人に勧められて読んだ。
香川照之・ラサール石井出演の舞台も観た。

今回はね。
原作の世界観は壊してないんだけど。
如何せん、詰め込みすぎで、全体的に浅過ぎる。
短篇3本を一度にやってるので、1本ずつがあっさりしすぎ。

『7DaysJudgement-死神の精度-』と比べちゃってる部分はあるけどね。
あれを観てなければ、評価はもっと高かったかも。
まぁ、二度観たいとは思わなかったな。


「恋愛で死神」「旅路を死神」「死神対老女」の3編を上演。

死神の千葉を、羽場裕一。
いやぁ、『7Days Judgement-死神の精度-』での香川さんの死神も雰囲気あったけど。
羽場さんもいいねぇ♪

「恋愛で死神」では岡田達也が萩原を演じる。
んー、個人的に、この達也さんの演じ方は私がもっとも苦手とする彼の演技(苦笑)
まぁ、好みの問題なのでね。
岡田達也が演じている、という部分を差し引けば、原作の魅力も残しつつ、笑いもちりばめ。
かなりバランスよくできてたんじゃないかな。

「旅路を死神」では畑中智行が森岡を演じる。
えっと、周辺の人は、ここで一番寝てました。
感情表現が一辺倒に見えるのは演出の問題なのかしら?
切れて殺人まで犯しちゃう若者、って設定なのでそれでもありかな。
これまた、あまり畑中くんに魅力を感じず、残念だった。

「死神対老女」は「恋愛~」に続き、老女(古川朝美)を芳本美代子。
原作の老女のイメージを壊すことなく、みっちょんらしさもありつつ。
素敵な女性だなぁ、って思ったかな、あんまり“老女”っぽくはなかったけど(笑)

あ、岡野真那美さん演じる竹子がね、とっても魅力的だった♪
登場するたびに視線が引き寄せられてしまう。
彼女の出演する舞台はぜひ観てみたい!!

じっきーは、ちょっと残念だったなぁ。
っつか、キャラメル役者陣、全員残念だったかも、私個人的な感想としては(苦笑)

中村哲人さんがねぇ、いい味出してた♪
ラッパ屋、福本伸一さんも期待通りにおいしい役多かったなぁ。

3編の区切りはスクリーンを使って。
タイトルは『Live,Love,Drive.』だけど、実際には『Love,Drive,Live.』。
それぞれの冒頭で「恋愛で死神」「Love」というようにタイトルが出る。
話が変わりますよ、ってことを伝えるには一番わかりやすいね。

2編目の「旅路を死神」「Drive」では、セット上部にも芝居中に文字が。
私は7列目だったので、ちょうどセットのギリギリ上に見えた。
私より前の人は見えてないだろうなぁ。
こういう演出ってどうかと思うよね。
すべての席からちゃんと見えるような仕掛けがベストでしょ。
じゃないと、話がわからなくなるんじゃなかろうか。

あ、セットは、4つの門を使ってシンプルに。
他、車が出てきたり、ラーメン屋のカウンター、ステーキハウスのテーブル。
「死神対老女」「Live」では美容院のセット。

暗転も使ってて、スクリーン後ろで転換してるの見えたり。
それが絵的に美しければいいけど、慌ててたりすると興ざめでしたわ。
あ、小多田くんが転換要員でいるのがわかっちゃった(笑)

ラストシーンの青空がねぇ。
ちょっと陳腐だなぁって思っちゃった。
『7Days Judgement-死神の精度-』では照明だけだったからね。
イメージ書き立てられて絵としても美しかったし。
それと比べちゃってねぇ、残念。

『7Days Judgement-死神の精度-』を観てなければ、もうちょっと評価高かったかも。
私の感想としては「おもしろいけど、チケット代は高い」でした。
タグ:観劇
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コメント 2

こだま

哲人さん、よかったよね~♪
やっぱりあの人好きだわ。

>2編目の「旅路を死神」「Drive」では、セット上部にも芝居中に文字が。
これは全然知らなかった・・・。
どんなことが出てたのかしら!?
by こだま (2009-12-17 08:49) 

ぷりん

こだまさん
「○月○日○○:○○、どこどこ」って感じ。
日時と場所の説明文が出てたよ。
あれ見えないと、場面転換が唐突だったり、時間経過がわからなかったりするなぁ、って思った。
すべての席から見えない演出ってほんとどうなんだろうか・・・
by ぷりん (2009-12-18 02:33) 

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