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『ファンタスマゴリア』 [キャラメル役者客演]

『ファンタスマゴリア』
少年社中第22回公演『ファンタスマゴリア』@座・高円寺1
2009年10月30日14時開演 E列14番

作・演出:毛利亘宏

出演:
フーディーニ……井俣太良
コナン・ドイル……堀池直毅

翻訳家……大竹えり
同居人……杉山未央
幽霊……西内裕美
依頼人……山川ありそ

マルグリット・ブシコー……加藤良子
アリスティード・ブジコー……石原善暢(演劇集団キャラメルボックス)
ジャン……長谷川太郎

シャーロック・ホームズ……岩田有民
ワトソン……廿浦裕介

アシスタント……谷口礼子
霊媒師……早坂理恵

【ストーリー】
時は1900年。パリ万国博覧会。
奇術師フーディーニがショーの最中唐突にその姿を消す。

作家コナン・ドイルに依頼された名探偵シャーロック・ホームズが、
パリ、イギリス、ニューヨークを股にかけ、天才奇術師失踪の謎を追う。

見え隠れする謎と陰謀。
物語は多くの人物を翻弄しながら、
百年の時を越えて1人の女性に辿り着く…。


『未来』に希望を抱かなくなった現代人に贈る『愛』と『夢』の感動大作!
1人の奇術師の純愛に、劇場はかつてない感動の渦に包まれる!


つい2週間前に、ここでタカハ劇団の芝居を観たばかり。
あの芝居はステージ上のデッドスペースが多すぎた。
空間を有効利用することに関しては毛利さんの演出は素晴らしいと思ってる。
なので、今回はその点にも注目してみた。

ネタばれあります。
嫌な方はご注意を。

話としては、ミステリーなのかな。
最後のネタあかしは正直びっくり。
えぇ、そういうことなのっ!?

ラストシーンは効果的なんだけど、光が強すぎて頭痛が(苦笑)
でも、演出としては正解だと思う。

セットの作り方はうまかった。
今回はいつものようなセットの移動による転換はなし。
ステージ下手に翻訳家の部屋。
中央が一段高くなった正方形の舞台で、ファンタスマゴリアのステージであり、さまざまな場所になる。
このステージには仕掛けもあって、床下を通りぬけできるようになってる。
階段がステージ前方や後方に設置されていて高低差をうまく利用してたね。
客席階段を使って登場するシーンもあったり。

暗転は数回。
暗転の中での芝居もあった。
ちなみに、この日はビデオ撮り。
なのに、廿浦が暗闇の中でマイク蹴っ飛ばしてすごい音出てたわ(笑)

井俣さんの迫力と存在感。
後半、事実が判明したときの感情豊かな演技。
メリハリが見事。
いくつかセリフ噛んでたけどね(笑)

堀池さんは、一見善人で爽やかな青年。
でも、ちらちら見える何かを企んでいる表情。
フーディーニが死んだという事実を告げるときの表情がぐっときた。

えりさんの声、いいよね。
溌剌とした明るい声、朗読するときの低い響きのある声。
シンクロしていくときの演技も素敵だったなぁ。

石原くんは、セリフ量が少ない役がいいね。
多いと色々ボロが出るから。
今回くらいの役が一番いいのかも。

やっぱ少年社中の芝居好きだなぁって思った。
毛利さんの演出もいいし。
演技は粗い部分もたまにあるんだけど、熱さと思い入れが伝わってくる。
最後に必ずほろっとさせられるんだよね。

年明けにまた公演あるらしいので楽しみ♪

ちなみに『ファンタスマゴリア』は11月1日まで座・高円寺にて上演中です。
詳しくは公式サイトにて。
http://www.shachu.com/pm/
タグ:観劇
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