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『あんなに優しかったゴーレム』 [観劇]

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08/09あうるすぽっとタイアップ公演シリーズ
ヨーロッパ企画第26回公演『あんなに優しかったゴーレム』@池袋あうるすぽっと
2008年8月20日19時開演 K列19番

初あうるすぽっと。
初ヨーロッパ企画。

作・演出:上田誠

出演:
石田剛太
酒井善史
角田貴志
諏訪雅
土佐和成
中川晴樹
永野宗典
西村直子
本多力


【公式サイトより】
http://www.europe-kikaku.com/projects/e26/main.htm

ゴーレムというのは魂が吹き込まれた土人形のことです。霊魂の類を信じない、という人は多いでしょうが、そんな人でも夜の病院はちょっと待ってくれよとなるでしょうし、お守りをハサミでちょんぎるのは苦しいでしょう。僕も書いてていやですもん。理系ですけど。同様に、古壁に3つシミがついていて、それが目と口に見えなくもないとき、それをハンマーで壊すのに一瞬の躊躇が生じたとしたら、そこにいるのがゴーレムなのでしょう。あんなに優しかったゴーレムがどうなるのかが今回の見どころですね!(上田誠)

関西在住の先輩にヨーロッパ企画を勧められてからもう3年?4年?
やっと観られました。

あうるすぽっと、初めてでした。
きれいな劇場ですね。
豊島区図書館と同じ建物のなかにあります。
東京メトロ有楽町線東池袋駅すぐ。
立地もすばらしい。

劇場は2階です。
もちろんエレベーターもあります。
でも、2階なので、階段を使いました。
・・・やられました。
上っても、上っても2階につかない。
4階分くらい上りましたよ、びっくりだ。
案内してたスタッフさん、何か一言あってもいいんじゃ?ぜぇぜぇ。
階段使われる方は、覚悟して上ってください(笑)


客席は傾斜がついているので、見やすいです。
椅子もあの大きさの劇場では充分座りやすい部類。
前後もゆったりしていて、シアタークリエより広い。
ただ、大きさの割に客席が後ろに長い?(こんなもん?)
後方からだと舞台を遠く感じるかも。
なるべく真ん中~前方席を利用したいですね。

ロビーもかなりゆったり。
喫茶もあって、椅子とテーブルがあります。
開演前にゆっくりできるのはいいなぁ。

あ、トイレは劇場の外。
通路を奥へ行った場所にあります。
ちょっと遠いかも。


さて、お芝居。
げらげらと笑うわけでもなく、ぷっとか、くすっとか。
そんなじんわりした笑いがふんだんに散りばめられてました。

ボケにボケを重ねて、ひたすら話を発展させていく。
そんな不思議なお芝居。
でも、ちょっとだけ、じぃーんときたり。

強く響くテーマはなかったけれど、心がほっこりしたお芝居でした。

ボケ倒しなので、一歩間違えると白けちゃう。
それをうまく繋げて笑わせる。
あの“間”が絶妙。
気がつくと、くすっ、ぷっ、はははっ、て笑ってる。
この空気感、いいですね、心地よい。

あっ、げらげら笑ったところもあった!
ペガサス登場には大笑い。
しかも、二度三度と・・・
ベタなんだけど、それまでがボケ倒しだから、おかしくて(笑)


舞台装置は二階建。
地上と地中。
最初は地上で話が進むので、地中のセットが何なのかさっぱり。
話が進むにつれ、あぁ、そういうことか、となります。

いるのかいないのか、ゴーレム。
そのゴーレムの存在を信じる人、だんだんと信じてしまう人、最後には信じざるをえなくなっちゃう人。
そして、その証拠フィルムと、ペガサスと、想像にたやすいラスト(笑)

なんだか、ほんわかとした気分になれました。
また、ぜひ、ヨーロッパ企画は観たいです。
タグ:観劇
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