『花緑ごのみ』 [落語・お笑い]
柳家花緑独演会『花緑ごのみ』@千葉市文化センターアートホール
2008年5月2日18時半開演
http://www.me-her.co.jp/karoku/
2月に紀伊國屋ホールであった『花緑ごのみ』。
チケット完売で行けませんでした。
ところが、追加公演決定。
しかも地元千葉、らっきー!
ということで初めての落語観賞となりました。
演目は全部で4つ。
「長短」
「あたま山」
-仲入り-
「出来心」
「竹の水仙」
「あたま山」「竹の水仙」がネタおろしだそうです。
やっぱり千葉という場所のせいでしょうか。
チケットは当日券も出て、席にある程度の余裕があったようです。
私は前もって購入したのですが、2列目の下手から2番目。
落語を聞くにはあまり適さない場所だったように思います。
どうしても花緑さんの横顔を眺めることになってしまい・・・。
そもそも、人って左側に意識がいきやすいですよね。
つまり、舞台から見て右側の下手って意識がいきにくいはず。
花緑さんも上手側のお客さんには話しかけてましたが、こちらにはあまり向かず。
疎外感ありました。
最初は薄紫の羽織で登場。
千葉のお客さんの反応がつかめない。
そうおっしゃって、ずいぶんと空気を掴むのに苦労されていたような。
最初の演目前に1時間近くしゃべっていました。
「長短」
気の長い男と気の短い男。
まったく性格の違う二人なのに、なぜか気が合う(?)腐れ縁。
二人の全く異なった描写、話しぶり。
客席のこちらまでいらっとさせる気の長い男(笑)
また、気の短い男の仕草には笑いが。
「あたま山」
けちな男が、花見に行って、落ちているさくらんぼを種ごと土ごと食べてしまう。
翌日、男の頭から桜の木が生えてきた。
男の反応と、ばあさんの反応のおもしろいこと。
昔話に出てくるネタなので、絵を想像しながら聞いていた。
-仲入り-
薄緑の羽織で登場。
「出来心」
ドジな泥棒が、空き巣にはいるが、失敗ばかり。
五代目小さんの教え、落語に出てくる人間は善人ばかり。
ドジな泥棒の、ほんとうにドジな話をおもしろおかしく。
一度はけて、黒の紋付羽織で登場。
「竹の水仙」
彫り物の名人が竹で作った水仙。
そうとは知らず、軒先で売りに出す宿屋の主人。
それを買いに来た大名の家来とのやりとり。
これは聞き入ってしまった。
ただひたすら、耳を傾け、集中してた。
名人と宿屋の主人のやりとり。
主人と女将のやりとり。
主人と家来のやりとり。
家来と大名のやりとり。
一人で何役もこなし、客席を引き込む。
落語家って凄い。
演目最中に羽織をさっと脱ぐところなど、ほぉ~と見てました。
他の演目もぜひ聞いてみたいです。
ということで、来月また花緑さんの落語を聞きにいくことに。
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