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【観劇】『トリオ』 [キャラメル役者客演]

LEMON LIVE vol.10 『トリオ』 @下北沢OFFOFFシアター
2013年2月19日14時開演

作・演出:斎藤栄作
出演:西牟田恵/野口かおる/武藤晃子
日替わりゲスト:多田直人

電車が遅れて、開演ギリギリに飛びこんだので、開演前ミニトークショーは5分ほどしか聞けず。

※開演前ミニトークショー
開演15分前から、斎藤さんと日替わりゲストでのミニトークショーが毎回開催。

多田くんの「劇団の先輩方が観に来ると、劇団よりいい、と言われる」とか。
斎藤さんの演出についての多田くんの感想とか。
キャラメルを長く観ているこちらとしては、突っ込みたい部分がかなりあり。
でも、斎藤さんと多田くんのやりとりを聞いて、いいなぁ、と。
物腰の柔らかい斎藤さんと、のほほんとした雰囲気の多田くんと。
あと、若干の演出家と役者の力関係も、笑ったけどね。
斎藤さんの芝居に対する、演出に対する姿勢にも好感持った。

芝居は、ほんとに面白かった。
LEMON LIVEは旗揚げからずっと観ていて、ただ最近若干マンネリを感じてた。
で、紀伊國屋ホールでやった前作(再演)は、無理してまでは・・・と行かなかったのよね。
(紀伊國屋ホールは開演が19時なので仕事終わりでは観劇できないので)

そんなこちらの、ここんとこのモヤモヤを、女優三人が全力でぶっ飛ばしてくれた。
まぁ、この三人並べて、面白くないわけがないんだけど。
どこまでが本気で、どこからが芝居なのかがわかんない。
それは、作品上もだし、実際もだし。
その妙なシンクロ具合がまた面白かった。

西牟田さんは、キャラメルに客演したときの印象しかないのだけど、いい女優さん。
客演のあぁいう役柄より、もっとずっと魅力的で深みのある演技。
声の表情も、坂口さんと同じタイプなんだなぁ。
二人をナイフで刺すシーンでは、涙が。
「絶対にこれ、オチがあるはず」と思って観ているのに、あれには一瞬「え?マジ?」と。
実際にはオチがあったんだけど、あったからこそ、あの涙の理由を考えてしまう。
色んな解釈が出来て、非常に面白い。

野口かおる嬢。
いやぁ、相変わらずの破壊力。
爆走ぶりに身悶えるほど大笑い。
コロコロと変わる表情と声、空気感が素晴らしい。
三人で取っ組み合いしてるときは、かおる嬢が暴れすぎて、他二人がそのフォローに回って取っ組み合いの態を成してない瞬間があったりして。
それがまたおかしくて、おかしくて。
おかしいだけでない、悲哀のようなものも感じるんだよね。
でも、開き直った明るさもある。
役柄と実際と、リンクするところがあるんだろうなぁ。

むとーちゃんは、観たの久々だったのかな。
(去年、記録をまともにつけてないので、ちょっと曖昧)
女ってこえー、と思ったのは、三人の中では彼女が一番だなぁ。
ま、自分も女なんだけどさ、色んな顔持ってるんだよね。
それを嫌みなく、自然に演じてた。
純朴で真面目だと思ってたのが、計算高かったり、色気があったり。
一番、等身大の女性として納得行ったのもむとーちゃん。

多田くんは、この女優三人に良いように振り回されてる感じ。
ぽわーんとした多田くんの素が、とってもいい味出して、三人の真ん中にぽわんと居た。
ただ、この役が変わると、作品そのものが変わるわ。
リピートしたくなる、というか、ほんとにしたかった。
有川さんとか、達也さんとか、あつをさんとか、山路さんとか、浅野さんとか・・・みんな観たいわ!
あ、きださんとむとーちゃんの絡みも観たかった。
どーだったんだろう、あの二人。笑

LEMON LIVE、次回も楽しみだわ。
絶対、やりくりして観に行く。
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