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【観劇】『つか版・忠臣蔵~スカイツリー篇~Returns』 [観劇]

幻冬舎プレゼンツ劇団扉座第52回公演『つか版・忠臣蔵~スカイツリー篇~Returns』@すみだパークスタジオ
2013年2月19日19時開演

公式サイト

原作:つかこうへい
脚本・演出:横内謙介

出演:
客演:山本亨 武田義晴 掛札拓郎
扉座:岡森諦 中原三千代 伴美奈子 犬飼淳治 高橋麻理
累央 鈴木利典 上原健太 川西佑佳 江原由夏 上土井敦 新原武
串間保彦 藤本貴行 江花実里 吉田有希 松本亮 松原海児 高嶋綾香 野田翔太 比嘉奈津子 ほか


初日を観劇。

感想を先に書くと、「圧巻」でした。
初日だったので、台詞を噛む場面や、声が通ってないこともあった。
でも、芝居そのものが持つ熱やスピード感はただひたすら圧巻。

時代の潮流。
一度それに乗ってしまうと、自分の力ではどうしようもないんだろうな、と思う。
今は、そこまでのパワーのある時代ではない。
だからこそ、何かに命をかけて走り切った人たちに惹かれるものがある。
それを劇中でテンポよく、勢いよく、スピード感と熱量で訴えられると、迫力がすごい。

台詞は浄瑠璃口調なのかな?
独特な言い回しで、耳が慣れるまでは若干聞きとりにくかった。
和装あり、洋装あり、衣装も様々で面白い。
色っぽい演出もあったり、コミカルな演出もあったり。
あまりに雑多なおもちゃを詰め込んだようにも観えるのに、作品はちゃんとゴールを目指して一心に進んでる。

目まぐるしく変わるシーンとその演出。
それに追いつこうと集中してるうちに、一緒に走ってる気になってる。
あの舞台と客席の一体感は、そもそも客席も舞台になってるあの演出にも理由があるのかも。
すみだパークスタジオは初めて行ったけど、あそこならでは。

座った席が下手の隅だったので、全体が観られるセンター後方がよかったなぁ。
あの世界観にどっぷり浸れただろうし。
舞台とまさに相対したい作品だった。

開演前には、団員がせんべいやら団子やらを売って歩く。
私も扉座せんべい購入。
席で食べていい、というので一枚バリバリと食らう。
演劇を観るために劇場にいる、というより、芝居小屋で出し物を観る、という演出なのかな。

つか作品の熱気とパワーが、横内脚本演出でカオスな出来上がりになってた。
カオスなのに、一体感があって、切実で、熱量が半端ない。

シンプルに「芝居ってすげーな」と久々に思った。
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