Livespire『君の心臓の鼓動が聞こえる場所』

Livespire『君の心臓の鼓動が聞こえる場所』＠丸ノ内TOEI2
2009年12月9日12時半上映開始 F列13番


演劇集団キャラメルボックス。
2008年クリスマスツアー『君の心臓の鼓動が聞こえる場所』。
キャラメル4作品目のLivespire。

丸ノ内TOEI2では今月11日までの上映。
なんと上映時間が昼の1回のみ。

先に上映された今年のスプリングツアー2作品以降、撮影もされてないし。
やっぱり普及しないのかね。


またしても上映期間ぎりぎりで滑り込み。
上映館と期間が限られてるので、なかなか足を運びにくい。
さすがにLivespireのためだけに、チケット代と同じだけの交通費はかけられないし。

今回の『君の心臓の鼓動が聞こえる場所』。
撮影日には、キャラメルボックスサポータークラブ（CSC）の10年以上の会員（ゴールド会員）は無料招待でした。
一般のサポーターはかなり安かったとは思うけど、チケット買って。

この舞台自体は、正直あまり印象よくありません。
でもダンスシーンがすごく美しかった。
あと、メインの女優二人が映像でどう化けてるのか興味があって前売り購入。
正直、二人とも舞台向きな発声ではないのと、声質が似ているのか、とても飽きたんだよね。
それがマイクを通すことでどう変わるのか。
それに、黒川智花ちゃんはもともと映像の女優。
どう映ってるのか、楽しみに観ました。


結論としては、残念。


一番、楽しみだったダンスシーンは、魅力の半分も伝わらない。
いや、ほとんど魅力を感じなかった。
編集がひどすぎる。
智花ちゃん中心になるのは仕方ないと思う。
けれど、群舞で魅せているシーンをコマで観せるって？？
あのシーンの美しさが完全に消えてしまって、ただうるさいだけのシーンに。
ひたすらショックでしたねぇ・・・。

映像ならでは、と思ったシーン。
回想シーンが何度もあるのだけど、そのシーンはセピア調に。
これはなるほど、と。
観ている側にもわかりやすいし、絵としても美しい。

亜希子のアップはよかったなぁ。
作品中で一番リアルな女性である亜希子。
それを演じる温井摩耶のそれぞれの時代での表情の変化。
切なかったし、苦しかったし、強く響くものがあった。
やっぱりこの作品では亜希子が一番好きだなぁ。

今回のLivespireは『嵐になるまで待って』の時みたいな、意外性のある観せ方を感じなかった。
どちらかと言うと残念な編集の仕方が多かったように感じた。

まぁ、キャラメルボックスを長く観ていて、舞台を何度か観ている人間の感想だけどね。
私はもう観たいとは思わないな。
DVDも買うことはないでしょう。

コメント 2

あ～
セピア色のところは、舞台では違ったんですね！
わたし、舞台では観てなかったので、
「ええっ！あんな照明あるの！？すごい！」と思ってました（笑）
なるほど、映像化されたときにセピアになったんですね、納得☆

ダンスシーン、ひきで観てみたかったなぁ
by まりえ (2009-12-15 09:20) 

まりえさん
あれは映像ならではの見せ方でしたね。
確かに、舞台を見慣れてない人には回想シーンがちょこちょこ入ると混乱するみたいです（以前、舞台初の友人を誘ったときに困惑されました）
雰囲気も出るし、絵としても美しいし、よかったですね。

ダンスシーンに関してはひたすら残念でした。
あの芝居は本当にダンスが素敵だったんです。
by ぷりん (2009-12-15 10:43)