『夏の夜の夢』

StudioLife公演　音楽劇『夏の夜の夢』＠シアターサンモール
2008年4月24日19時開演

【ストーリー　公式サイトより】
いつでもないいつか、どこでもないどこか。
森に入り込んだ、ワケありな２組の若き男女。
妖精王オーベロンと女王ティターニアのささいないさかいに、若者たちは巻き込まれます。
妖精パックの勘違いも手伝って、事態は思いもよらぬ展開に…。

http://www.studio-life.com/stage/natsu2008/

Dianaキャストを観て来ました。

ライサンダー・・・山本芳樹
ディミートリアス・・・奥田努
ハーミア・・・松本慎也
ヘレナ・・・関戸博一
パック・・・小野健太郎
オーベロン・・・石飛幸治
ティターニア・・・林勇輔
蛾の精・・・加藤陽平（客演）
豆の花・・・三上俊
からしの種・・・吉田隆太
蜘蛛の糸・・・冨士亮太
シーシアス・・・牧島　進一
ヒポリタ・・・岩崎大
フィロストレイト・・・緒方和也
イジーアス・・・前田倫良
スナウト・・・船戸慎士
スナッグ・・・大沼亮吉
スターヴリング・・・政宗
フルート・・・青木隆敏
ボトム・・・山崎康一
クウィンス・・・藤原啓児


上演時間は、休憩時間込み3時間10分。
シアターサンモールは客席が傾斜があるので、観やすい劇場。

今回、LunaチームとDianaチームのダブルキャスト。
いままでStudioLifeを観て、よかった役者さんが多く出ているDianaを選択。

『夏の夜の夢』は妖精パックが一番のお気に入り。
今回は小野健太郎さん。
登場からわくわくしましたね。

こんなに愉快な舞台はちょっと久しぶり。
StudioLife版『夏の夜の夢』最高に楽しかった！！

ちょうどビデオ撮りの日だったようです。
ところが思いもよらぬハプニングもあり。
でも、それを上手くアドリブで繋げる役者さんの腕に感心＆大笑い。

オーベロンの石飛さん、ティターニアの林さん。
このお二人はさすがですね、ほんと、好きです。
登場の歌で完全に引き込まれました、楽しすぎます。
対峙するところでは、ティターニアの真珠のイヤリングが客席にコロコロコロ～～～。
「真珠真珠攻撃よっ！！」と咄嗟にティターニア林。
しかも、この真珠真珠攻撃、あとまでずっとアドリブとして登場！！

オーベロン石飛さんとパック小野さんのやりとりではアドリブらしき台詞。
「貧乏性なので真珠を探してたら遅くなりました」と、パック小野。
石飛さんが本気で吹き出し、そのシーンは何度かやり直してました（笑）

ハーミア岩崎さん。
美しかった・・・、うっとり。
台詞は少ないけれど、全身で表現する感情の揺れ。
ぞくっとしましたね。

ライサンダー山本さん。
一度、観てみたい役者さんだったんですよね。
うーーーん、結論は他の芝居も観てからにします（笑）
ちょっと声の出し方など気になるところがありました。
でも、歌う時の声はいいですね、響くし。

ヘレナ関戸さん。
LEMONLIVE『WOMAN』で初観。
あのときの薔薇のスーツはインパクトありました。
でも、可愛らしいヘレナでした。
また是非観てみたい役者さんです。

二幕、森の中でパックがライサンダーとディミートリアスを迷わせるシーン。
ディミートリアス奥田さんが最高でした！
わざとなのか、アドリブなのか・・・
暗闇の森の中、パックの出す偽声に誘われ、あらぬ方向へ。
が、舞台袖にはけるときに、いきなり走り出しパックに追いつく。
パック小野の焦った顔は客席の笑いを誘いました。
そして、ライサンダーを迷わせるために出てきたパックは頭を押さえてる（笑）
しかもそれだけでは終わらず。
次の登場シーンでは、おろした剣がパックの脛を強打！（ハプニング？）
脛を押さえながら大慌てで逃げ、セットによじ登るパック。
その真下で、「くそぉ！逃げ足の速い！」とディミートリアスは剣を振り上げる。
それがパックのお尻にクリティカルヒット！！（爆笑）
狙っているのかもしれませんが、ほんとに大笑いしました。

最後の宮廷での催し物。
少し原作とは違ってましたね。
最終的に出し物は笑いナシに真面目に終了します。
（最初は頭を抱えたくなる口上が連発されるのは同じです）
その芝居にヒポリタがシーシアスが心揺さぶられる。
そしてヒポリタの表情が変わる。
森からのヒポリタの変化がよかったです。

これ、何度も観たくなるお芝居ですね。
5月11日までシアターサンモールで上演中。
もう一度くらい行きたいなぁ～～。

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