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『デンキ島~白い家篇~』 [観劇]

劇団道学先生『デンキ島~白い家篇~』@あうるすぽっと
2011年3月24日19時開演 C列5番


※演目情報など詳細はあとで追加予定。


蓬莱竜太『デンキ島』三部作。
数年前に、『デンキ島』1作目を畑中智行主演(坂本シンヤ役)で観劇。
先々週、『デンキ島~松田リカ篇~』を観劇。
そして今日、三部作の最後の作品、『デンキ島~白い家篇~』。

うまい具合に、三部作を順番に観ることができた。
とはいえ、1作目を観てから時間が経っているので、観ながら思い出していた部分も。
この三作品、それぞれ独立した作品としても充分に面白い。
もちろん順番に観たことで、面白さ倍増(それ以上か)した。

キャスティングは坂本シンヤは絶対に山本亨さんだろうと予想。
あのシンヤが40半ばになった姿を、亨さんが演じたら色々しっくりくるだろう、って。
期待通り、期待以上に魅力的だった。
亨さんは、何も台詞を言ってないときの演技がほんとにすごい。
行間に匂わせる感情の豊かさ。
毎度毎度、亨さんの出演する舞台を観ると感じること。
今回も見事だったなぁ。

三作品すべてに出てくるダラな誰か。
必ずいる、考えが足りずに浅はかな行動に走るヤツ。
憎めないんだよね、というか、憎んでないんだよね、登場人物たちが。
ヤクザものでさえ、結局は本気で憎まれていない。
とても人間臭い人たち。

この作品は、登場人物全員が、一人残らず“歴史”を持ってる。
見え隠れする、それぞれの“人生”。

今回、『デンキ島~松田リカ篇~』と『デンキ島~白い家篇~』が同じ劇場で立て続けに上演された。
なので、基本的な舞台セットが同じ!
もちろん同じ島での話だけど、使い方の違いもあっておもしろかった。
松田リカ篇が、18〜19歳の男女を中心とした話。
白い家篇は40代半ばの男女を中心とした話。
そのストーリー全体に流れる空気が、色がスピード感がもちろん異なる。
できれば、同じ席で観たかったな。

この作品は、27日まで、あうるすぽっとにて上演。
やはり、いまの時勢、客席には空いているところも。
とても素敵な作品なので、できる限りたくさんの人に観てほしい。
タグ:観劇
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