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桂吉坊 一人会 [落語・お笑い]

桂吉坊 一人会
桂吉坊 一人会@さばのゆ
2010年11月26日20時開演

出演:桂吉坊


月・火と落語を聴いたせいか、上方落語が聴きたくなった。

以前、友人に誘われて言った米朝一門の若手の会で気になった吉坊さん。
調べてみたら経堂で一人会があるという。


経堂駅から歩いて5分くらいかな。
注意してないと通り過ぎてしまいそうな場所。

屋台のような銭湯のような寄席のような呑み屋カフェ。

ちょっと不思議な空間。
30人も入ればいっぱい。

公式サイトはこちら。
お湯かふぇ さばのゆ

三味線で登場。

高座には見台と膝隠。
吉坊さんが枕で道具の説明してくれた。
んで、なぜか拍子木が1本しかなかったとか。

番組は『胴切り』と仲入り後に『抜け雀』。

『胴切り』
江戸時代。新身の刀を手に入れた侍。試し切りをしようと、夜も更けた頃に獲物を探しに。そこに通りがかったお風呂帰りの竹さん。こいつにしようと、背後からそっと近づいて、えいや。よほど腕がよかったのか、綺麗に胴から真っ二つ。切られた胴は、ぽーんと飛んで用水桶の上に。なにすんだっ、と侍に啖呵切る竹さん。しばらくして、自分が切られたことに気づく。どうしようかと、思っていると、そこに友達の又はんが通る。又はんの手を借りて
、胴と足は家に帰る。翌日、又はんの口利きで、胴は風呂屋の番台、足は麩屋の職人として働き始める。ある日、又はんが様子を見に風呂屋へ。竹さんが、湯気に当たって目がかすむ。弟(足)に「三里に灸をすえてくれ」と伝言を頼む。麩屋に向かった又はん。伝言を伝えると、弟からも兄貴に伝言を頼まれる。「水や茶をあまりがぶがぶ飲まんでくれ」と。「おしっこが近くてたまらん」。


『抜け雀』
小田原の小松屋清兵衛の宿。歳の頃、三十前後の旅の男。紋付は色あせて羊羹色。雪駄も地面に鼻緒がついているような状態。風呂に入り、一升の酒を飲み、ゴロっと寝てしまう。朝は早くに散歩に出かけ、昼は五合の酒を飲み、昼寝。起きるとまた、風呂に入り、一升の酒を飲み、ゴロっ。翌朝はまた散歩に出かけ・・・。5日経ち、女将さんが心配し、亭主が酒代をもらいにお客のところへ。ところが、お客は一文無し。代わりに衝立に絵を描くという。ちょいちょいと5羽の雀を書き、「売れと言うものがあっても、売るな」と言い残し、行ってしまう。翌朝、亭主が二階に行って雨戸を開けるとチュンチュンと声がする。雀でも入ったかと、障子を開けると朝日がさっと差し込む。雀が5羽、さっと飛び出し外でチィチィと鳴く。ふと見ると衝立は真っ白。驚いていると、雀が戻ってきて衝立の中におさまる。これが話題になり、小松屋は大繁盛。小田原の殿さままでがお忍びで来て、千両で譲ってくれ、という。ある日、六十を超えた白髪の老人が訪れる。絵を見た老人、「この雀は死ぬ」と。そしてササっと絵に筆を入れる。書いたのは鳥かご。翌朝から雀は飛び出した後に、籠に戻って羽休め。これがさらに話題になり、今度は殿さま二千両出すと。ある日、表に立派な駕籠が。そこから降りてきた紋付袴の男。亭主が事情を離すと、絵の前に。絵をじっと見ると涙を流す男。籠を書いたのは自分の父上だと。そりゃすごいという亭主に、自分は親不孝者だという男。何を言うか、こんな名人が、というと「親に“駕籠をかかせた”」。



『抜け雀』の枕で米朝師匠の話が。
これがさすが、というか、なんというか。
数々のエピソード、っつか伝説に大笑い。
入れ歯を忘れて高座に上がった話など、涙出るほど大爆笑。

噺はもちろん、枕もほんと面白くて大笑いした。
今度はちゃんとした寄席にも挑戦してみるかな。
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コメント 4

まなひ

聴きに行ったんだぁ~
私も聴きにいきたかったけれど、この時は仕事で行けなかった。。。

今年に入ってから上方落語聴いてないな。
by まなひ (2010-12-03 07:19) 

ぷりん

まなひさん
なんかねぇ、落語熱が高まってるみたいで(笑)
今月は寄席デビューをしようともくろみ中。
三三さん聴いてこようと思う。
by ぷりん (2010-12-04 00:21) 

まなひ

寄席デビューするなら声掛けて!
なかなかデビュー出来ない私。
「東京かわら版」本屋さんで買うと、東京の寄席情報が満載だよ!
by まなひ (2010-12-05 08:47) 

ぷりん

まなひさん
およ。
もう行く予定は立ててるのよ。
あとでメールするわ~。←忘れなければ(ぉぃ)
by ぷりん (2010-12-05 18:10) 

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