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【海組】『また逢おうと竜馬は言った』 [CARAMELBOX]

演劇集団キャラメルボックス25th③サマーツアー
『また逢おうと竜馬は言った』@池袋サンシャイン劇場
2010年7月15日19時半開演 1階20列15番

脚本・演出:成井豊
音楽監修:石田ショーキチ

出演:
岡本……畑中智之〈海組〉
坂本竜馬……大内厚雄〈海組〉
ケイコ……岡内美喜子
本郷……石原義暢
小久保……楠見薫
さなえ/千葉さな子……温井摩耶
棟方……阿部丈二
時田……筒井俊作
石倉……渡邊安理
カオリ……原田樹里
伸介/土方歳三……三浦剛


人気作品の4演目。


再演と再々演を観てる。
主役の岡本を演じたのは、再演は今井義博、再々演は南塚康弘。
二人とも大好きな役者でした。(すでに退団)
でも二人ともはっきり言って、演技は下手でした(笑)
でも、その不器用さ、必死さに「がんばろう!」というパワーをもらいました。
岡本として必死に舞台上を生きてる二人に励まされたのを覚えてます。



さて、今回の竜馬。
ダブルキャストでの上演。
しかもダブルなのは、メインの岡本と竜馬の2名。
歴代岡本を演じた役者は全員退団。(ちなみに初演は上方隆也)
燃え尽き症候群だろう、などとも言われたハードな役。

今回は海組で畑中智行、空組で左東広之が岡本を演じる。
それぞれの相棒である竜馬は、海組・大内厚雄、空組・岡田達也。

正直、キャスティングがわかったとき、空組にばかり期待がいった。
岡本にしても竜馬にしても、畑中・大内はイメージが違いすぎる。
特に岡本は、左東くんにはぴったりくるけど、畑中くんは・・・。

それでも海組初日を観た友人たちの評価は上々。

で、観てきました。
感想。

は?

以下、非常に辛口な感想です。

畑中くんには本当にがっかり。
初日も観た友人いわく、「初日のほうがよっぽど良かった」そう。
それを前提として、私が観た岡本について書きます。

まず、岡本を“演じてる”のが気になった。
優柔不断で弱虫で度胸がない、男らしくない岡本を演じようとしてる
第一声からそれが見えてしまい、興ざめ。
岡本は小手先で演じられるものじゃない。
岡本になって舞台上を生きてくれないと、嘘臭くなってしまう。

再演、再々演で感じた岡本のパワーは何も伝わってこなかった。

ケイコを演じた岡内美喜子。
もともと彼女のヒステリックな芝居は好きじゃない。
(声が届かない、気持ちが届かない、上っ面の演技に見えるから)
ましてこの役はそういう演技は大半をしめる。
それが引っかかって、好きな台詞の数々が宙に浮いて消えていった。
心に響くはずの、過去には響いてきた台詞が跡形もなく・・・。

あつをさんの竜馬。
今までのこの作品での竜馬とはイメージが違う。
でも、畑中くん演じる岡本とセットで考えるなら、これでいいんだろうと思う。
ただ、左東くんと組んだらどう化けるのか観てみたかった。
きっともっと暑苦しくて濃い竜馬が観られるんじゃないかと思う。


まーやはよかったなぁ。
安定感あった。

石原くんも、意外にも(失礼)好演。
あれだけ台詞が多い役は、正直無理だと思ってた。
でも、ちゃんと頑固で慎重な本郷を演じてた。

樹里ちゃんもよかった。
姉思いだけど、突っ走っちゃう。
ストレートに自分の気持ちを相手にぶつけてしまう。
大切な人を守るためなら、他の誰かを傷つけてしまう真っ直ぐさ。

楠見さんはさすがっ!
あの存在感と、あの華やかさと、あの面白さ。

安理ちゃんもよかった。
っつか、足が綺麗だった!
わがままで自由奔放、嘘つきでずるいんだけど、素直な部分もあったり。
魅力的な石倉だったなぁ。



ただ。
やはり、岡本がね。
私は海組はもういいや。

空組もしばらくは観たくないな。
8月に入ってからでいいかな・・・

好きな作品を観てるのに、心が動かない。
自分の根幹部分が揺らいでる感じですごく不安。
私が変わったのか、キャラメルが変わったのか。
この日の作品が、役者がいけなかったのか、私の状況のせいなのか。
なんか自信なくした。
タグ:観劇
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コメント 4

Kiki

“岡本を演じる”か、、、なるほどね。

私、実は今まで『~竜馬~』を全く観たことがなかったんだよね(^^;)
DVDは持っているけど、初見は生で観たかったので我慢していた。

キャラメルの代表作だし、この作品を好きだって言う人もかなりいるから、
とってもとっても期待して10日の海組初日を観た。

けど、正直、全く心に響かなかったんだよね。
あまりにも私の期待が大き過ぎたからなのかなぁ?私がおかしいのかなぁ?なんて思ったのだけど、
次の日の空組初日を観てそうじゃないことが分かった。

ちゃんと心に響いて、「『~竜馬~』ってそういう芝居なんだね!」と分かった。
舞台上には左東君ではなく、きちんと岡本がいた!
岡本と言う人物に心が動かされた。

カーテンコールでも左東君は岡本だった。
そのことでさらに心が打たれた。

ぷりんさんのこの感想を読んで、私が感じていたもやもやがかなり晴れたよ。ありがとう。

周りが良いだけに、もったいないよね(^^;)
けどまだ始まったばかりだから、これからの変化を期待して神戸で待っているよ。

あつをさんと左東君コンビ、確かに観たいね~♪


それから、ここで言うのもなんだけど、誕生日のお祝いありがとうね(^^)v
by Kiki (2010-07-16 18:52) 

ミル茶

はじめまして、ぷりんさん。
「キャラメルボックス」でブログ検索をしてたどり着きました。

感想、ものすごく共感です!
畑中君にしても、岡内さんにしても、大内さんにしても、安理ちゃんの美脚にしても。(笑)
私の感想とかぶるので驚いてついコメント書いてしまいました♪
(私もブログに空組感想を書いていますのでもしよろしければ読んで頂けると幸いです。)

私は海組、空組両方の初日を観たのですが、岡本と竜馬が違うだけでこんなに違いが出るとは!と驚いたんです。
実は私はこの作品をあまり好きではないのですが、まず先に海組を観てやっぱり好きじゃないなぁと思ったんですよね。
そんな訳で岡田&左東コンビの方がいいとは思うものの、期待しないで観たのですが予想外にすごく良くて
「竜馬」4回目の上演にして初めて作品として好きと言えるものとなりました。

そしてこの作品って、ストーリーじゃなく、「岡本の思い」にいかに共感出来るかというのが重要なのかなって初めて感じました。(遅い?^_^;)
そういう思いが無いと魅力が判らないというか。
今までの上川、今井、南塚の「岡本」には私は共感出来なかった。
それよりも気になることが多くてそもそも作品として好きになれなかった。
左東君の岡本はそんな私の疑問を一気に吹き飛ばしてくれました。

そんな訳でぷりんさんにも是非見てもらってまた感想を読ませて頂けると
嬉しいです。

それでは長々と失礼しました。

by ミル茶 (2010-07-16 23:53) 

ぷりん

Kikiさん
キャラメルの代表作といわれる作品は、やっぱり演じる役者を選ぶと思うのよね。
主役張れる役者なら誰でもいいってわけにはいかない。
キャリアと人気だけなら、畑中くんが上かもしれない。
でも岡本という役を“生きられる”のは畑中くんじゃなく左東くん。
そういうことなんだと思うよ。

最近のキャラメルのキャスティングは意図が見えないんだよね。
ただの客寄せなんじゃないの?っていう“無難な”キャスティング多くて。
以前は“育てよう”って意思・意図が見えてたから、サプライズでも期待を持って劇場に足を運べたのにな。
今は本当にただの“サプライズ”になってる。
ま、これも私個人の感想だけどね。

畑中くんの岡本がイイっていう人もいるだろうし。
私には彼の岡本に魅力を感じなかったってだけだわ。

空組に期待します。
by ぷりん (2010-07-18 10:12) 

ぷりん

ミル茶さん
コメントありがとうございます。
観劇前のネタばれは極力避ける方針なので、空組を観た後にミル茶さんの記事を読ませていただきます。
同じような感想をお持ちとのことで、空組観た後にどう感じたのか、そこも似ているのか楽しみです!

私も不器用で臆病な人間です。
友人には「石橋を叩いて叩いて壊しちゃうタイプ」と言われました(笑)
慎重ってより、臆病。
それにしても程がありますよねぇ。←話が飛びました

だから今までの岡本に感情移入できたのかなって思います。

作品としては確かに引っかかる部分が多くありますね。
細かい設定など、突っ込みどころ満載。
でも、少なくとも私にとってはそれを帳消しにするくらいパワーを持っていた存在というのが“岡本”でした。

海組を観て、そのパワーを岡本から感じなかった。
結果、すべてに対して魅力を感じなかった、ということなのかな、と思います。

空組が楽しみです。
(とはいえ、海組のショックが強すぎて、まだ観る気分になれませんが(苦笑))
また観たら感想アップします。
もちろんミル茶さんの記事も読ませていただきますね!
by ぷりん (2010-07-18 14:54) 

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