『バイ・バイ・ブラックバード』3回目 [CARAMELBOX]
演劇集団キャラメルボックス25th②スプリングツアー
『バイ・バイ・ブラックバード』@池袋サンシャイン劇場
2010年6月4日19時開演 2階1列25番
私にとっての千秋楽。
(この週末は仕事なので、劇場に来られない・・・。)
サポーターズ・スタンバイで当日券3500円。
それにtwitter割引(フォロワー数×10円キャッシュバック)を利用。
私のフォロワー数は2010年6月24日18時50分時点で196名。
1960円のキャッシュバック。
結局、3500円-1960円=1540円となりました。
リピーターにも嬉しい割引♪
最後はどうしても2階席で観たかった。
念願叶って、2階席へ。
やはり、2階席ならではの楽しみ方がある。
中盤の椅子を使ったシーンなど、全体を観るなら上からじゃないと無理。
あのシーンの美しさは、1階席で観てたんじゃもったいないと思うほど。
もう一度観られて本当によかった。
3度目ではっきりわかったことがある。
芝居とキャラメルボックスは別物。
今回は、役者のバランスがとてもいい。
一人ひとりの実力は均等ではない。
でも、個々がちゃんと同じ方向をむいている。
その力量の大小はあれども、しっかりとそれぞれの役割を果たしている。
だからこそ感じたこと。
何ヶ所か、音楽が邪魔だと思った。
ナツカが赤い灯台を一緒に見た人を思い出したいと、兄と義姉に訴えるシーン。
ラスト近く、ナツカと充のやりとりのシーン。
ナツカが山下公園で灯台を探しているシーン。
ぱっと思いつくだけでもこれだけある。
でも、音楽が先行するってキャラメルボックスらしい演出。
なるほど、って思った。
これがキャラメルボックスの芝居なんだな、って再認識した。
また今回の作品はいままでのキャラメルとは違い、セットがシンプル。
表現手法も新しいものを取り入れている。
にもかかわらず“キャラメルらしい”と感じた。
たぶん、今回のセットは2008年の『僕の大好きなペリクリーズ』からヒントを得てる気がする。
あのときも円形のテーブルを使った。
それを動かすことでシーンを変えた。
椅子をうまく利用していた。
セットを造り込まなくても、場面転換はできる。
小劇場だけではなく、サンシャイン劇場クラスでも可能。
観てる側が想像力を働かせることで楽しみが増す。
脚本の設定についても思った。
ここのところ続いていた、リアリティのある設定。
(基本が現実的な設定で、そこに非現実的な要素がちりばめられてる)
それに関しては、成井豊の夢見がちな部分があまりいい影響を与えていない、と私は感じてた。
でも、今回の作品はありそうでなさそうな設定。
(最初から非現実的な設定があって、そこで生きている人たちが現実的)
タイムマシン・時間旅行、映画の登場人物がスクリーンから出てくる、映画の中に入ってしまう。
霊に憑依される、ロボット、宇宙船・・・。
今までも数え切れないほど、ありそうでなさそう、でももしかしたらあるかもしれない。
そんな空想的な設定がたくさんあったし、その世界を楽しんでた。
コスタ症候群。
あるかもしれない。
でも、ないかもしれない。
そんな「仮に」という前提での話。
それがある程度の嘘臭さにリアリティを持たせる。
真面目に描かれたら「嘘でしょ」と言いたくなることも素直に受け止められる。
「都合がいいだろっ!」って突っ込みたくなる部分も「キャラメルだからね」と言える。
空想部分と現実。
それがうまい具合に調和してるのがキャラメルの芝居。
この作品はほんと多くの人に観てほしい。
きっと感じるものが人それぞれ違うはず。
観る人の立場によって伝わってくるものが違う。
これもキャラメル作品の魅力。
そんなことを再発見・再認識した作品だった。
『バイ・バイ・ブラックバード』@池袋サンシャイン劇場
2010年6月4日19時開演 2階1列25番
私にとっての千秋楽。
(この週末は仕事なので、劇場に来られない・・・。)
サポーターズ・スタンバイで当日券3500円。
それにtwitter割引(フォロワー数×10円キャッシュバック)を利用。
私のフォロワー数は2010年6月24日18時50分時点で196名。
1960円のキャッシュバック。
結局、3500円-1960円=1540円となりました。
リピーターにも嬉しい割引♪
最後はどうしても2階席で観たかった。
念願叶って、2階席へ。
やはり、2階席ならではの楽しみ方がある。
中盤の椅子を使ったシーンなど、全体を観るなら上からじゃないと無理。
あのシーンの美しさは、1階席で観てたんじゃもったいないと思うほど。
もう一度観られて本当によかった。
3度目ではっきりわかったことがある。
芝居とキャラメルボックスは別物。
今回は、役者のバランスがとてもいい。
一人ひとりの実力は均等ではない。
でも、個々がちゃんと同じ方向をむいている。
その力量の大小はあれども、しっかりとそれぞれの役割を果たしている。
だからこそ感じたこと。
何ヶ所か、音楽が邪魔だと思った。
ナツカが赤い灯台を一緒に見た人を思い出したいと、兄と義姉に訴えるシーン。
ラスト近く、ナツカと充のやりとりのシーン。
ナツカが山下公園で灯台を探しているシーン。
ぱっと思いつくだけでもこれだけある。
でも、音楽が先行するってキャラメルボックスらしい演出。
なるほど、って思った。
これがキャラメルボックスの芝居なんだな、って再認識した。
また今回の作品はいままでのキャラメルとは違い、セットがシンプル。
表現手法も新しいものを取り入れている。
にもかかわらず“キャラメルらしい”と感じた。
たぶん、今回のセットは2008年の『僕の大好きなペリクリーズ』からヒントを得てる気がする。
あのときも円形のテーブルを使った。
それを動かすことでシーンを変えた。
椅子をうまく利用していた。
セットを造り込まなくても、場面転換はできる。
小劇場だけではなく、サンシャイン劇場クラスでも可能。
観てる側が想像力を働かせることで楽しみが増す。
脚本の設定についても思った。
ここのところ続いていた、リアリティのある設定。
(基本が現実的な設定で、そこに非現実的な要素がちりばめられてる)
それに関しては、成井豊の夢見がちな部分があまりいい影響を与えていない、と私は感じてた。
でも、今回の作品はありそうでなさそうな設定。
(最初から非現実的な設定があって、そこで生きている人たちが現実的)
タイムマシン・時間旅行、映画の登場人物がスクリーンから出てくる、映画の中に入ってしまう。
霊に憑依される、ロボット、宇宙船・・・。
今までも数え切れないほど、ありそうでなさそう、でももしかしたらあるかもしれない。
そんな空想的な設定がたくさんあったし、その世界を楽しんでた。
コスタ症候群。
あるかもしれない。
でも、ないかもしれない。
そんな「仮に」という前提での話。
それがある程度の嘘臭さにリアリティを持たせる。
真面目に描かれたら「嘘でしょ」と言いたくなることも素直に受け止められる。
「都合がいいだろっ!」って突っ込みたくなる部分も「キャラメルだからね」と言える。
空想部分と現実。
それがうまい具合に調和してるのがキャラメルの芝居。
この作品はほんと多くの人に観てほしい。
きっと感じるものが人それぞれ違うはず。
観る人の立場によって伝わってくるものが違う。
これもキャラメル作品の魅力。
そんなことを再発見・再認識した作品だった。
タグ:観劇
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