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『バイ・バイ・ブラックバード』2回目 [CARAMELBOX]

演劇集団キャラメルボックス25th②スプリングツアー
『バイ・バイ・ブラックバード』@池袋サンシャイン劇場
2010年6月1日19時半開演 1階9列3番


二度目のBBB。
サポーターズ・クラブ50席限定「Cフレンズ・シート」で。
CSC会員が、会員以外を誘って行くと、チケット半額。
平日限定キャンペーン。

演劇初体験のLIVE仲間を誘って行ってきました。


1回目より、冷静に物語を観ていられたなぁ。
前回引っかかったけど、流しちゃった部分をしっかり認識したり。
まみゅーんが同じ場所で台詞を噛んでたり。

そして、同じ場所で同じ台詞で泣きそうになった。

今回は一人ひとりの仕草にも注目。
ストーリーがわかってるからこそできること。
その人物の背景がわかってるからこそ伝わってくる演技もある。
些細な表情であったり、仕草、目線。
そういう部分を丁寧に観てみた。

さつきさん演じる小松崎怜奈。
彼女の些細な表情や言葉には、ぐっとくるものがあった。
失くした20数年の記憶、失った家族(父)。
コスタ症候群になって記憶を失っても、一人で生きるしかなかった。
だからこそ、口だけで行動を起こさないナツカが許せなかった。
心は同じ16歳。
でも、方や本当に一人っきり、方や甘える家族がいる。
生きて行かなくちゃいけない、たった一人でも。

あつをさん演じる沢野泰輔。
ナツカが教室に現れた瞬間の表情の変化。
また、ちょっとしたナツカの言葉への反応。
少しずつクラスに馴染んで、少しずつ成長していくナツカを見つめる眼差し。
台詞を発していないときのあつをさんの演技。
大切な人に、忘れられてしまったら。
一緒に過ごした時間、思い出、記憶、感情。
好きだからこそ、愛しているからこそ、身を引く。
二度と会わない。
それはきっとナツカのためだけではなく、自分のためでもあったのかもしれない。
それでもまたナツカは自分の前に現れた。
そして「はじめまして」と。
わかってはいても、やはりショックだったんじゃなかろうか。

有馬さん演じる安西亮一。
自分の母くらいの妻、自分より年上の息子。
失った人生、失った夢、失った時間、失った記憶。
記憶を取り戻せるのは0.1%の人だけ。
そんな確率のなか、たった一部とはいえ記憶を取り戻した安西。
また家族とともに生きることを決意した。
でも、自分の夢も諦めることはせずに、3つ目の選択肢を考えながら。
安西が最終記憶を語るシーン。
最後の台詞。
「大丈夫、あの子はここでやっていける」
あの台詞が、温かくて、切なくて。

じっきー演じる柳瀬ナツカ。
もともとじっきーは実際より幼く見える部分がある。
だから今回の実年齢27歳で中身は16歳はあってた。

ラスト近く。
真鍋充(多田直人)が灯台の場所を探し当てる。
今から行ってみるというナツカ。
「一緒に行ってやろうか」と言う充。
「大丈夫、一人で行けるから」
あぁ、フられちゃったね。
「そっか、気をつけろよ」という充。
ちょっと切ないなぁ。

この芝居はほんと2階席から観たい。
うーん。
あと1回、観に行けるだろうか・・・。
タグ:観劇
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