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加納朋子「レインレイン・ボウ」 [読書・映画]

加納朋子「レインレイン・ボウ」(集英社文庫)

レインレイン・ボウ (集英社文庫)

レインレイン・ボウ (集英社文庫)

  • 作者: 加納 朋子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 文庫


高校ソフトボール部仲間の通夜で再会した、七人の女性たち。二十五歳を迎え、それぞれが悩みやトラブルを抱えていた。過酷な仕事に疲れた看護師、厄介な職場で奮闘する栄養士、過去の過ちを引きずる主婦……。彼女たちは、傷つき、迷いながら自分だけの答えを見つけていく――。ミステリのエッセンスを加えながら、前向きに生きようとする女性の姿を描いた、爽やかな青春群像劇。


「牧知寿子が死んだ」といきなり始まる。
その通夜で集まる高校ソフトボール部の七人。
でも何故か、最初に連絡をしてきた長瀬里穂だけがいなかった。
一番、知寿子と仲の良かった里穂はなぜこなかったのか。

七人の女性それぞれの話。
そこでチラチラと出てくる知寿子とのエピソード。
そして最後に繋がる知寿子の死の秘密と、里穂の失踪の謎。

それぞれ独立した短編としても読める。
それが最後にぴったりとはまって謎が解決する。

ちなみに解決するのは、
月曜日の水玉模様 (集英社文庫)
に出てきた陶子と萩の二人。

七人の女性が抱える等身大の悩み。
不器用でも必死に生きる20代半ばの女性たち。
結婚して子どもを産み、育て、専業主婦になっていたり。
仕事はやりがいを持つとともに、壁にもぶち当たる。
些細なことに悩み苦しみ、でも必死に生きてる。

高校時代の仲間の死と、必死に自分なりに生き続ける女性たち。
ラストはちょっと切なくて温かい。


んー。
語彙力ないなぁ、私(笑)
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